最近気づいたことがありました。
「Tiatiaの子」では、国後島の生活に欠かせない食料としてジャガイモを挙げています。そしてそこでは「芋餅」を作って食べていた、と記しています。
第1章「礼文磯」の6「花咲蟹の夜」に、このように書きました。
島の主食は何といってもジャガイモだ。
……(中略)……
そのまま煮て塩味で食べたり、煮物に入れたりするのが基本だ。特に昆布漁で忙しい夏の昼飯は、ほとんどが煮て塩をかけただけのものだった。
昆布漁がない時期で、少し時間に余裕ができると、はなはよく「芋餅」を作ってくれた。
芋餅はジャガイモの中でも「赤芋」と呼ばれる種類でつくる。ゆでて、つぶして、冷やすとコロコロと固まって餅のようになる。それをちぎって皿に取り、砂糖醤油を付けて食べる。冬のお昼などに結構出てきた。
この「赤芋」についてです。続きを読む →