ドンドンドン 時計はもう午前零時を回っていたのかもしれない。 1950年(昭和25年)12月19日深夜。...
1950年(昭和25年)12月18日。 夜、ハレはいつものように、はなのベッド脇の床に敷いた布団で眠ってい...
1950年(昭和25年)秋。大きな病院に入院しても、はなの病状が良くなることはなかった。 医者の説明では、...
1950年(昭和25年)7月、はなとハレが盛岡に行ってしまったため、戸田村の長倉には19歳の克義と中学3年の...
1950年(昭和25年)6月。吉五郎の死がよほど堪えたのだろう、はなは寝込んで起きられなくなった。 医者に...
1950年(昭和25年)が明けた。 正月早々、伸義は北海道に出稼ぎに行った。 国後・礼文磯で近所に住んで...
1949年(昭和24年)も夏になったころ、ハレは、住み込みの仕事先から久しぶりに帰って来た兄たちが何やらヒソ...