「Tiatiaの子 国後〜岩手、12人家族の物語」をご愛読いただき、本当にありがとうございます。この物語を通して読める本を作りました。地図や写真だけでなく、漫画家・zinbeiさんによるイラストが50枚以上入ったものです。
本連載は、2017年４月に始まり、翌18年10月に完結しました。プロローグ、エピローグまで含め、全５章・55回の連載になりました。
途中から漫画家のzinbeiさんにイラストをお願いすることにし、最終的に全部の回に１枚ずつ、素敵なイラストがつきました。本ブログのトップページをずっとご覧になると、そのイラストを見ることができます。
ブログの完結でしばらく放っておいたのですが、昨2019年11月、主人公・真木潔のモデルで筆者の父・眞下清が亡くなったこともあり、2020年２月、イラストや写真も含めた一応の「最終形」を本にしました。
A5版２段組、約300ページ。本文は400字詰め原稿用紙で580枚相当の分量です。全ての節にzinbeiさんのイラストが入っているとともに、連載のために各所から集めた写真も掲載しています。
ご希望の方は、下のボタンから購入のお手続きをお願いします（製本直送.comの注文フォームに遷移します）。注文を受けてから製本するオンデマンド製本です。申し訳ありませんが送料込みで１冊2,841円のご負担をお願いします。
なお表紙の女の子は、主人公の真木一家の母、真木はなを現代の高校生ぐらいにして、国後島礼文磯に立たせたら…という設定で、zinbeiさんに描いていただいたものです。モデルとなった筆者の祖母・眞下きくは幼くして養女に出され18歳で最初の子を産みました。その後も亡くなる前年までほぼ２年に１人ずつ産み、必死で育て続けた人生でした。写真も着物姿の１枚しかありません。その祖母の若々しい現代女性としての姿を見たいとの筆者のリクエスト受けて、爺爺岳をバックに描いてくださいました。本文には、はなの若い頃の話は全くないですが、表紙がこうなっているのはこうした事情によるものです。