「Tiatiaの子 国後〜岩手、12人家族の物語」をご愛読いただき、本当にありがごうございます。
本連載は、2017年4月に始まりました。概ね週1回の更新を続けており、2018年春まで続く予定です。更新回数は約55回を予定しています。
ただ、現在時点のデータによる原稿は、最終回まですでに出来上がっており、新たに得られた事実を刻々と反映させながら掲載しています(掲載後も判明したことについては随時本ブログを直しています)。
2017年8月段階で、物語は第2章まで終わり、1945年(昭和20年)8月の敗戦とその後の混乱状況まで進みました。今後、ソ連占領による3年間の国後島抑留、その後の強制引き揚げ、岩手県九戸村での困難と再生を綴っていきますが、読者の方から「紙でまとめて読みたい」というご要望もいただきましたので、現時点でのすべての原稿を、オンデマンド出版による簡単な本にしました。
A5版2段組、約240ページ。400字詰め原稿用紙で580枚相当の分量です。地図が数枚入っているだけで写真は収録していません。ページ数を少なくするため、文字がやや小さくなっています。
ご希望の方は、下のボタンから購入のお手続きをお願いします(製本直送.comの注文フォームに遷移します)。申し訳ありませんが、送料込みで1冊2,180円のご負担をお願いします。
本ブログでの連載は今後も続けていきますので、ゆっくりお付き合いいただければ最新のものを全編無料でお読みいただけます。
現時点での、全体の章立ては以下の通りです(今後の取材の進展により、再編・追加などがありえます)。
Tiatiaの子を、今後もよろしくお願いします。
【全体の章立て】
■プロローグ さらば茶々山
■第1章 礼文磯
- 9人
- 海の幸
- 岩手と石川
- 子どもたち
- 真木本家
- 花咲蟹の夜
- 文明が来た
- 雪と氷
- 年越し
- 冬の日
- 春
- カッカを迎えに
■第2章 敗戦
- 進路
- 命
- 鼻血
- 三角点
- 先生の出征
- 根室空襲
- センソウ、マケ
- 上陸
- 涙のぼたもち
■第3章 抑留
- マス釣り
- オロージャ
- 舟を焼かれる
- ジャガイモ畑
- 釣りと狩り
- 特製ベスト
- 異国の人
- 強制引揚命令
- 連行
- 最後の宴
- レニングラード号
■第4章 岩手
- 真岡収容所
- 根室か戸田か
- みんなで働く
- 吐血
- 新憲法
■第5章 生と死
- 12人
- 吉五郎
- 盛岡へ
- 崖のサブロー
- 朝のおつとめ
- はな
- 姉帰る
■第6章 一人じゃない
- 別離
- みんなの家
- 青年団
- 秀子
- 独り立ち
- 大幸が来た
- 合同結婚式
- 九戸に生きる
- 9人もいた
■エピローグ 55年