いつも「Tiatiaの子」をお読みいただきありがとうございます。明日2月7日は「北方領土の日」ですね。
ごらんいただいている写真は、この物語の舞台でもある北方領土・国後島の最高峰であり、北方四島最高峰でもある爺爺岳(1,822メートル)のアルミニウム削り出し模型です。
112mm×117mm。厚さ35mm。重さは726グラム。持つとずしりとして冷たいです。
縮尺は1/150,000、標高比1.4倍で実際よりも高さを強調しています。
アルミニウム削り出しの山岳模型「山モデル」を製作している長野県岡谷市の佐藤製作所さんにお願いして作っていただきました。
私の手元に届いたのが本日2月6日。
こんな箱に入って来ました。で、「開封の儀」へ。
箱を開けると、納品書の入った封筒。その下に紙に包まれたブツが。
封筒を取り、紙包みを箱から出して広げると、プチプチに包まれたブツが。
プチプチを広げると、さらに紙に包まれたブツが。なかなか厳重だ。
そしてその紙を広げると……、銀色に輝く爺爺岳! おー格好いい!!
地図を見るのと同じ、南側から眺めるとこう。
手前の海のところにポツリと小さな島のようなものがありますが、これが礼文岩(地理院地図にも載っています)。父たちの住んでいた礼文磯中心部はその左側の、ピンで示したあたりです。
西側から眺めるとこう。
東側から眺めるとこう。
北側から眺めるとこう。
爺爺岳の南側は、海からすぐ裾野が立ち上がっているのです。礼文磯の人たちは爺爺岳と海の、ごくごく狭い境界上に暮らしていたのでした。
私が2003年8月に上陸した時の写真はこれで、礼文磯から5キロほど西側の、留夜別村役場のあった乳呑路沖から見ている爺爺岳です。

この模型を眺めていたら、また国後に行きたくなりました。8月で引き揚げ70年。礼文磯への自由訪問が設定されたら必ず行こうと思います。
アルミ削り出し模型、いいですねえ。今度は岩手県九戸村の就志森付近をお願いしようかな。