8月15日付岩手日報朝刊の社会面に、「Tiatiaの子」が取り上げられました。

「戦争の悲惨さ 苦難 広く伝えたい」というくくりの中で紹介されています。
もちろん、その意味もあるのですが、私としては、時代に翻弄されながらも明るく助け合って生き抜いた昭和の大家族の物語、昔よく読んだ「大きな森の小さな家」のインガルス一家の物語のようなものとして読んでいただけるといいなと思って書いています。
それからもう一つ。
国後島に暮らしていた人の営みの物語は、ほぼないといっていい状況でした。それをぜひ、後の世代に残したい、それが本連載の動機でもあります。実際に島に住んだことがある方が年々少なくなる中で、このような記録を物語として残せる時間は、もうそれほど多くはありません。
特に北海道に多くいらっしゃる旧居住者の方で、礼文磯周辺の思い出をお持ちになる方に、このブログの存在が伝わる事を願ってやみません。もし何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、このブログ内の「情報提供など」のフォームから、ぜひ私にお知らせいただければと思います。時間をみつけて取材に参ります。
物語はようやく敗戦まで来て、これから3年間の「抑留」時代の話に移っていきます。引き続きTiatiaの子たちの物語をお楽しみ下さい。
岩手日報さん、ありがとうございました。
※物語を通して読める本はこちらから購入できます
ところで
岩手日報といえば、東日本大震災報道でもその後の復興をめざす報道でも、読者に寄り添う姿勢がとても素晴らしいです。